住まい夢ネット 日本家屋の知恵「軒」「ひさし」|日本の家 - 住まい夢ネット

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日本家屋の知恵「軒」「ひさし」

日本家屋の特徴の一つに、大きく突き出した「軒」「ひさし」があります。
これらは見かけだけでなく、大きな役割を担っています。
最近はデザインやコストの関係で、キューブの箱ような家も多く見られ、「軒」「ひさし」が短いもの、無いものもあります。
この日本家屋の知恵、「軒」「ひさし」を見直してみませんか?

まずは、「軒」と「ひさし」の違いはご存知でしょうか?

「軒」
屋根の外壁から出ている部分、
屋根の延長外壁から外側に出っ張っている屋根部分のこと。

「ひさし」
主に窓や出入り口などの開口部の上部に取り付けられる小型の屋根のこと。

そして、「軒」「ひさし」があることによって良いこと

【家全体】
建物を守る大切な役割があります。
まず雨の影響を少なくしています。雨や雨漏りによる建材の劣化も防ぎます。
雨天時などに雨除けの役目を果し、窓からの雨水の吹き込み防止機能もあります。
外部に雨に濡れない場所ができることから、庭の延長としてやリビングの一部とするなど、その空間をより自由に使うことができます!

※現代の家では、サイディング(外壁)など、雨に強く、直接雨が当たったとしても、
日当たりの良い場所や風通しの良い場所であれば、すぐに乾きやすく、
アルミサッシは雨が降っても問題なく、ガラスは紫外線カットガラスが採用されていて、
降り注ぐ太陽光で室内が傷むことはないそうです。
「軒」と「ひさし」がなくても良い、性能を備えた家があるのも現代ですね。

【夏場】
夏の強い日差しの場合、太陽が高いので「軒」や「ひさし」が日よけの役割をしてくれます。
家の中まで日差しが届かないので、室内が涼しく感じられます。
夏場には、軒がないと窓ガラスや外壁に直射日光が当たることになり、室温が余計に上昇します。

【冬場】
冬には太陽の日光が室内まで降り注ぎ、暖かく冬場は軒があっても日射角度が低いため、
日差しを遮ることにはなりませんので、室温が余分に低下することはありません。

短くても、できるだけあったほうがよい!

土地がせまい、隣の家が近い、など建築設計上の問題もあるようですが、
専門家によると「軒」が30センチでも、「庇」が10センチでも、あったほうがいいそうです。
水分は家の大敵です!雨や雨漏りから少しでも防ぐことで、
必ずやってくる後々の修繕の時期にも、影響があるのではないでしょうか?
特に木造住宅においては、軒があるとないとでは、耐久性に雲泥の差が出ます。
気象環境によっては、軒の有無の違いで、住宅の耐久年数に倍以上の差が出るといわれています。
木造住宅を検討中の場合は、必ず軒のある住宅にしましょう!

それぞれの好みですが・・・

軒ひさし

なんだかんだ言っても、「軒」の下の「縁側」。
夏はひんやりして涼しいし、冬はポカポカして暖かい♪
縁側体験をしたことある人は、あの癒やし効果をよくご存知のはず!

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