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断熱窓といえば樹脂サッシ窓!そもそも樹脂って?!

住宅の断熱は【窓】が重要。

昔のサッシ枠は木材でしたが、アルミ製のモノが普及し、新築の窓のほとんどが
アルミサッシでした。しかし今は世界中で【樹脂サッシ】が主流になっています。

樹脂…

そもそも樹脂ってなに?!
樹の脂と書くくらいなので「木から分泌される粘液、天然樹脂」のこと。なんですが、
石油などの原料から天然樹脂に似たものが化学的に作られるようになり、その人工的に
作られた樹脂は「合成樹脂」と呼ばれます。
例)フライパンの取っ手、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等

プラスチックとの違いは?!
上記の「合成樹脂」の中で有名なのがプラスチック。
なので一般的には同じことですが、樹脂は原料、プラスチックは成形品となります。

では【樹脂サッシ窓】とは?!

樹脂サッシ

 

樹脂サッシ窓は、
塩化ビニル樹脂から成型されたサッシ枠に
複層ガラスなどで構成された窓です。

 

 

【樹脂サッシ窓】は、断熱・遮熱・気密性に優れていますが、特に[断熱性]が高い!

これは、樹脂そのものが熱を伝えにくい材質であるからです。アルミに比べると熱伝導率が
約1000分の1と非常に低いことからも、遥かに優れていることが分かります。

よって寒さの厳しい環境である北欧・北米から普及が進んできました。日本でも北海道での
普及率は約90%!しかし、日本全体の樹脂サッシ普及率は7%程度です。

そんな日本も、住宅の断熱化を進めるために特に窓には「補助制度」が充実しています!


現在の補助制度はコチラ↓↓↓

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改めて【樹脂サッシ】の良いところ☆

◎断熱性が高い

窓の断熱性というのは、夏は暑い空気を入れない、冬はあたためた空気を逃さないこと。
樹脂は、そのものが熱を伝えにくい材質なので断熱性の効果が高いんです!

『YKK AP 樹脂窓って何?』より
夏は日射しによって温められた暑い空気の70%近くが窓から室内に入ってきて、
冬は家の中であたためた空気の50%近くが窓から逃げていく。

窓の断熱性能

 

 

 

 

 

◎結露が生じにくい

そもそもなぜ結露ができるのか?
空気中に水蒸気を含める量には限界値があり、これを「飽和水蒸気量」と呼びます。
結露は暖かい空気が冷え「飽和水蒸気量」を超えてしまうことで発生します。
窓ガラスは、暖かい室内の空気と、冷たい外の空気との境目にあたる場所なので、
ここで室内の湿った空気が急激に冷やされて、空気中の水蒸気が水へと変わり結露となります。

結露を防ぐためには、この「温度差」や「湿気」をできるだけ解消することが重要で、
熱が伝わりにくい樹脂サッシなら、「温度差」が出にくいので結露も発生しにくいのです。

◎防音効果もある

樹脂サッシは「気密性」がとても高いです。気密性が高いということは、隙間からの空気の漏れが
少ないということ。ということは空気を伝わる「音」の漏れも少なくなります。

さらに樹脂サッシは、複層ガラスやトリプルガラス(三層複層)との組み合わせが多いので、
ガラスの性能も合わさって、防音性も上がります!

【樹脂サッシ】のデメリット☆

価格が高くなります!
アルミサッシの約2倍、樹脂とアルミの複合サッシなら約1.5倍、高くなるとされています。
ガラスとの組み合わせによって変動しますが、ガラスも複合ガラス以上の組み合わせになるので
どうしても、アルミサッシ窓よりは割高になります。

しかし、【樹脂サッシ窓】を使うことによって、断熱性があがるので結果「省エネ」となり、
「節約」になります!
これからの住宅には省エネ性能が求められます。というかさらに義務化になっていく方向に向かう
と思われます。補助制度も高性能な住宅が要件となるので、ソコと予算を照らし合わせての検討も
必要になりますね!

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