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燃えにくい家とは?木造住宅を建てる前の火災対策

秋になると空気の乾燥が増して「火災」が増えてきます。
ニュースでやたらに「住宅火災」が流れるのは、大体10月~11月頃が多い気がします。

「火事」想像するだけでも恐ろしいです!
まさか自分の家が火事になるなんて思いもしませんよね。
しかし先日、友人の自宅が全焼してしまいました。
しばらくは現実とは思えない…という感じでした。
家族全員怪我もなく無事だったのは不幸中の幸いでしたが。

その火事になった住宅は古い「木造住宅」でした。
「木造住宅」は木でできているから燃えやすいと思いますか?

答えは⇒木の表面は燃えやすいけど、内部が燃えるまでには時間がかかるのです。
詳しくはコチラ↓↓↓
「木造住宅はもえやすいのか?」

しかし実際は、火事で亡くなる方の死因で多いのが[中毒死][窒息死]
建材や塗料などから燃焼時に発生する[有毒ガス]が原因です。
「木造住宅」は他の建材よりは[有毒ガス]の発生が少ないですが、
さらに[天然]の木材(建材・内装材)を使って家を建てるということが
もしもの時の為の安全対策になります!

☆注目「お宅の火災報知器電池切れてないですか?」←詳しくはコチラ!

 

燃えにくい内装材を採用したり、設計の段階で住宅の構造自体を火災に強いものにすることも可能です。

内装材として「防火材料」というものがあります。
防火材料は、加熱されたときに何分間「燃焼しない・変形しない・有害な煙やガスを発生しない」という
条件を満たせるかによって3種類に分類されます。

・不燃材料:通常火災が起きた時に20分間燃えない・壊れない・ガスを発生しない物になります。
・準不燃材料:通常火災が起きた時に10分間燃えない・壊れない・ガスを発生しない物になります。
・難燃材料:通常火災が起きた時に5分間燃えない・壊れない・ガスを発生しない物になります。

難燃材料は軽いため、天井の壁などに使用されたりします。

住宅のキッチンなど火を使う場所の内装には「内装制限」というものがあって、燃えにくい素材の壁材を
選ばないといけないという制限があります。
[キッチンパネル]や[キッチンタイル]などは防火性が高く、デザインも選択肢が多いです!

もしくは、建築基準法で定められた上記の「防火材料」を使うという選択。
これにはメリットがあって、[火災保険料が安くなる]可能性が高いです!
そしてもちろん、火災に強い建材なのでもし火災が発生してしまっても被害が抑えられます。

 

構造的について「省令準耐火構造」という耐火性の基準があります。
建築基準法で定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ住宅のことで、火災が発生したときに燃え広がらない
構造になっていて、その特徴は大きく3つあげられます。

・隣家などから火をもらわない
外壁・屋根・軒裏に不燃材料を用いて、防火性の高い構造にする。

・一定時間部屋から火を出さない
部屋の壁や天井に、耐火性のある材料を利用して、火災が起こった部屋から一定時間火を出さない構造にする。

・他の部屋への延焼を防ぐ、遅らせる
火の通り道となる壁・天井・床内部の接合部分などにファイヤーストップ材を設け、炎がほかの部屋に
燃え広がるのを防ぐ構造にする。

「省令準耐火構造」にもメリットがあります。

やはりこちらも、「火災保険料」「地震保険料」の割引がされます!
また、火災に強い構造となっているので延焼する速度が遅く、初期消火できる可能性が高くなります。

「木造住宅」を建てる前の対策いかがでしょうか?
もらわない・広げないの対策でしたが、もらいたくないのは当然です。
広げてしまったときの(隣家などに)ダメージ、人に迷惑を掛けるという結構なストレスを抱えることに。
そして何もかもが全て燃えて無くなったら…
全焼しないと保険が出ないという話がありますが、そんなことはないようです。
保険の種類によって、80%以上・50%以上使えない状態など違いがあるようなので、契約内容の確認は
入る前にしっかりしましょう!

コチラも参考に↓↓↓
住宅防火対策推進協議会:住宅火災を防ぐには(防火の家づくり)

家を建てる木造住宅火災保険災害